出展者ご紹介:共和国

2014年「樹立」、モットーは「書物で世界をロマン化します」。たったひとりで営んでおられるというのに、既刊本はすでに29点という「共和国」が、鎌倉まで来てくださることになりました。昨年刊行の『燃えるキリン』には、港の人もおおいに刺激を受けました。そして、最新刊は高橋新吉とくれば、自然と背筋がのびます。
共和国の本と、自称「代表兼奴隷」という下平尾直さんに、ぜひ会いに来てください。

今回はじめて参加させていただく共和国という出版社です。ひとりで営んでいるのに「共和国」、株式会社なのに「共和国」、ライバルは「ひかりのくに」と「札幌ら〜めん共和国」です。こちらはもうこんな日本なんか早く脱出したいのですが、なかなかそうもいかないので、本のなかの世界を生きていくことにしました。
最新刊は、「日本最初のダダイスト」である高橋新吉のアンソロジーダダイストの睡眠』です。狂気と正気のあわいを切り裂く稀有な表現をご堪能ください。この本を含むシリーズ《境界の文学》や、平出隆さんも編集者時代にご縁のあった戦後の革命詩人の唯一のアンソロジー『燃えるキリン 黒田喜夫詩文撰』をはじめとする内外の小説・詩書のほか、食をめぐる明晰な考察で小社の本のなかでも大人気の藤原辰史さんの『ナチスのキッチン』『食べること考えること』など、この秋のおすすめタイトルを厳選してお持ちします。ぜひぜひ手にとってご覧ください。購入者特典も考え中です。