出展者ご紹介:編集工房ノア+ぽかん編集室

毎年大阪から鎌倉へ、たくさんの良質な本を届けてくださる「編集工房ノア+ぽかん編集室」。
販売を担当するのは「ぽかん編集室」ですが、編集工房ノアの本についてもとても詳しいので、ノアのファンのかたも毎年多く訪れ、会場でノア談義が繰り広げられています。社主、涸沢さんの著書が出た今年は、記念のぽかん別冊も刊行とのこと。関東で編集工房ノアに触れられる貴重な機会をお見逃しなく。
『ぽかん』の最新号、第6号も、ブックフェスタで初お目見えのはず。山田稔、外村彰、岩阪恵子、内堀弘各氏らの書き下ろしの文章が収められています。そして、編集後記までもが味わい深いのです。

2017年9月に編集工房ノア社主、涸沢純平さんの著書『遅れ時計の詩人』が出版されました。港野喜代子、黒瀬勝巳、清水正一、足立巻一天野忠桑島玄二などとの交流や別れが書かれています。涸沢さんは自分で自分の本を出すことにためらいや恥ずかしさがあったかもしれませんが、一読者としては、黒瀬勝巳や清水正一など、すきな詩人についての文章を読めたことを単純に嬉しくおもいます。そして、港野喜代子や天野忠を知らない読者がこの本を読んで、興味を持ち彼らの作品にたどり着いていくのではないかなともおもいます。ためらい、などふっ飛ばすほどの、死者を立たせる一冊と言えるでしょう。
ことしのかまくらブックフェスタには、『遅れ時計の詩人』を持っていきます。未読の方はぜひこの機会にお手にとっていただければとおもいます。(もちろん、登場する作家の本もあわせてどうぞ)

ぽかん編集室は『遅れ時計の詩人』出版記念として、ぽかん別冊『淀川左岸』を作成しました。『遅れ時計〜』が出版されてからおおよそ2週間程度で、えいやとつくりました。

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ノアの時計 山田稔
編集工房ノアのこと 佐久間文子
話すこと、話さないこと 樋口 塊
働く人の詩 真治彩
涸沢さんのグリンプス 扉野良人
ノアの本  畠中理恵子
同じ建物 伊東 琴子
背なかまるめて ひとり死んでゆくのだし  服部 滋
私なりのノア 能邨陽子

関西の人々のつながりが本を生みだす
編集工房ノア探訪記 坪内祐三

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また、ことしの4月に恵文社で開催した「ぽかんのつどい」にあわせて作成したミニブック「ぽかん読者にすすめる5冊」もわずかですが持参します。あと、特別に岩阪恵子さんがご自身で作成されている小冊子『山鳩』の1号と2号を少部数ですが、販売します。興味がある方はぜひどうぞ。
みなさんが楽しみにされている古本販売も継続します。

ことしも、かまくらで会いましょう!