平出隆トークイベント「「本」をおくる via wwalnuts叢書2周年」



郵送での注文を申し込むと、via wwalnuts叢書が封書として届きます(実際は宛名シールに読者の住所・名前も記載されています)。封書には「TH」という平出さん直筆のサインも記されています。



封筒が本の表紙代わりとなっています。ISBNコードが印刷されたシールをそっと剥がし、「本」を開きます。



「綴じないで綴じた」という8ページの「本」。



via wwalnuts叢書11「アクテルデイク探訪 FOOTNOTE PHOTOS 02」



10月7日(日)16時から、詩人・平出隆さんのトークイベントを開催します。また第1会場KAYAでは、昨年に引き続き〈via wwalnuts叢書〉が出展します。


via wwalnuts社

一人の書き手が、自身にとっての最終メディアとして作り出した《via wwalnuts》叢書。手紙の形の本とも、本の条件を備えた封書ともいえます。このまま読者の郵便受けに届きますが、Amazonでも購入可能。初刷り40 部、綴じないで綴じた8 ページに、本の未来が厳密に設計されています。メールアートとしてもごらんください。[FOOTNOTE PHOTOS]の試みも加わりました。


平出隆さんによる出版プロジェクト〈via wwalnuts叢書〉は、ちょうど10月7日に創立2周年を迎えます。叢書シリーズには、昨年のかまくらブックフェスタ(2011年9月末)から、新たな3冊、09「胡桃だより 1 左岸へ」、10「カフカの泣いたホテル FOOTNOTE PHOTOS 01」、11「アクテルデイク探訪 FOOTNOTE PHOTOS 02」が加わりました。


このうち10、11は[FOOTNOTE PHOTOS]という叢書内の新シリーズです。このシリーズは、著者自身による写真が、既刊著書の或るくだりへの「脚注」として数葉、葉書大で収録されるというもの。写真家としての顔ももつ平出隆さんの写真作品が、かつて書かれたことばとともに構成されています。


今回のかまくらブックフェスタのテーマは「ことばをおくる」。本というのは、そもそも「ことば」を読者に送りとどけるものだと思います。本をつくること、本を販売すること、さまざまな本への取り組み方を通して、本とは何か、そして「ことばをおくる」ということの意味をもう一度考えてみたいと、今回のテーマに掲げました。


via wwalnuts叢書〉は、まさに「郵便」という形で、本を、ことばを、そして写真をおくり届ける試みを続けています。7日のトークイベントでは、〈via wwalnuts叢書〉の2年間のあゆみと今後の展望について語っていただきます。みなさまぜひご参加ください。



トークイベント
「本」をおくる v i a w w a l n u t s 叢書2 周年
会場:大町会館2階和室
出演:平出隆(詩人)
日時:10 月7 日(日)16 時〜 17 時半
入場料:800 円
トークイベントのご予約は港の人(担当・月永)まで。メールまたはお電話にてご予約ください。
(mail:info@minatonohito.jp/tel:0467-60-1374)