第1会場の出展者/羽鳥書店


*三瀬夏之介画集『冬の夏』


*〈はとり文庫002〉『現代アートの行方』(三瀬夏之介・池田学)



第1会場出展者、今年新たに出展していただく3社のうち、最後に紹介するのは羽鳥書店さんです。


羽鳥書店

美術書法律書人文書を中心とした出版社です。「不忍ブックストリート」界隈、文京区千駄木からやってきました。手軽に読める「はとり文庫」から、1 冊千頁の大著、高山宏『新人文感覚』(全2 巻)まで幅広く販売します。ずっと手許に置きたくなるような本をめざして、内容はもちろん、紙・印刷・造本・装幀までこだわった本づくりをしています。ぜひお立ち寄りください。


羽鳥書店は、長く東京大学出版会につとめた羽鳥和芳さんが2009年に創業した、東京・千駄木の団子坂近くにある出版社。谷根千界隈で開催される「一箱古本市」にも毎年参加しているほか、今年の夏に催された「一箱本送り隊 石巻ブックエイド in STAND UP WEEK 2012」にも出店したりと、さまざまな本のイベントに積極的に参加されている出版社です。ちなみに、かまくらブックフェスタ終了後に高円寺で行われる「本の楽市@高円寺フェス/本の産直市」(10月28日)では、昨年に引き続き、私たち港の人も羽鳥書店も共に参加する予定です。

羽鳥書店では、法律書人文書の出版のほか、画集・写真集などたくさんの美術書を出版されています。グラフィックデザイナーの原研哉さんや有山達也さんが装丁を手がけるなど、どれも造本にもこだわった本ばかりです。

また、昨年からは「はとり文庫」という単行本シリーズもスタートしました。羽鳥書店の刊行書籍から派生した内容をベースとした、文庫本サイズのシリーズとのこと。上の写真2枚目に映っているのは、第2弾『現代アートの行方』(三瀬夏之介・池田学)。画家の三瀬夏之介さん(『冬の夏』)と、同じく画家の池田学さん(『池田学画集1』)の対談をまとめたものです。シリーズの内容は異なりますが、「四月と十月文庫」シリーズを刊行している港の人としては、こうした文庫シリーズの刊行に、何となく親近感を覚えてしまいました。

画集や写真集をはじめ、羽鳥書店がつくる豪華な本が勢揃いする予定です。ぜひ楽しみにしていてください。人の手に抱かれた縄文土器土偶を映した写真集『掌の縄文』(港千尋)もおすすめです!


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