第1会場の出展者/ナナロク社

詩や写真集を刊行する出版社、ナナロク社のご紹介です。こちらも、去年に続いての出展となります。



*昨年のナナロク社出展ブースの様子

ナナロク社

詩や写真集を刊行する出版社です。写真詩集『生きる』(谷川俊太郎/松本美枝子)、対談集『ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る。』(谷川俊太郎/山田馨)や『未来ちゃん』(川島小鳥)など、さまざまな本をご用意しています。こだわりのブックデザインで丁寧に作りこんだ一冊一冊をぜひお手に取ってご覧ください。

「ナナロク社」とは少し不思議な名前ですが、1976年生まれの2人で立ち上げた出版社だから「ナナロク」なのだそうです。働く人たちはもちろん、2008年創業のまだ若い出版社です。いわゆる「小出版社」のなかでも、話題の本を次々につくり、注目を集めています。

ナナロク社の本でいまもっとも話題となっているのが、川島小鳥さんの写真集『未来ちゃん』。ふしぎな魅力の女の子「未来ちゃん」の一年間を撮りおろした、傑作写真集です。8月には、新刊として『未来ちゃんの未来』も刊行されました。こちらは、タイのマンガ家タムくんと、写真家の川島小鳥さん二人のコラボレーションによって誕生した本です。

また10月には、新刊『佐内正史詩集 人に聞いた』も刊行されるということで、こちらもおそらくブックフェスタで販売されると思います。写真家の佐内正史さんの初めての詩集(写真入り)、どんな本になるのか私のとても楽しみです。

ナナロク社では、この春にある実験を行いました。「ナナロク社の実験 第1回」と称して行われたのは、「詩人・文月悠光さんの詩を、詩の感想を書いてもらう前提で希望する人に無料で送る」という試み(現在は申し込み終了)。他にも、谷川俊太郎さんのHPで催された、本でもなく、電子メールでもなく、お手紙の形で谷川俊太郎の詩を送る「ポエメール」という試みも行っています。

「詩をおくる」ということを、本ではなくさまざまな形で実践しているナナロク社。今回のかまくらブックフェスタのテーマ「ことばをおくる」を考えるうえでも、ナナロク社さんの展示がどんな形になるのか、とても楽しみです。

ナナロク社HPはこちら