第2会場の出展者/本の島々



第2会場(大町会館)の出展者の方々のうち、洋室スペースに出展するのは、今年新たに出展していただく「本の島々」です。

2010年に青山ブックセンター本店に出現したブックフェア「本の島 オマージュ津田新吾」をきっかけに生まれた、新たなプロジェクト「本の島々」。昨年KAYAに出展してくれたreal arenaの雑誌「attention」や、展示「活版とことば」をプロデュースしてくれたヒロイヨミ社の制作物のほか、珍しいリトルプレスや雑誌が並ぶ予定です。

本の島々

島と島とをつなぐように、本の書き手、作り手、売り手、読み手のあたらしいつながりを模索するプロジェクト「本の島々」。雑誌『本の島々』はじめ、『北と南』、『attention』、『ヒロイヨミ』など、「本の島々」をとりまく人々が制作した雑誌もあわせて販売します。

(以下は、本の島々さんからいただいた紹介文です)

「本の島々」は、「本の島」の活動を通して出会った仲間が、「本の島」を離れてはじめたプロジェクトです。「本の島々」の名前の由来は、昨年10月に青山ブックセンターで開催したブックフェアから。これまで出会わなかった未知なる読者に出会うため、本の書き手、作り手、売り手、様々な立場の8名の方々に「本の島」という言葉から思い浮かぶ本を10冊挙げていただき、それら8つの島が寄りあつまることによって書店のなかに群島を作りだして話題を呼びました。

そのブックフェアの時に制作した冊子『本の島々』をはじめ、『北と南』、『attention』、『アフンルパル通信』、『砂漠』、『ヒロイヨミ』など、わたしたちにゆかりのある雑誌を販売します。いずれも作り手の気概やインディペンデントな精神が誌面から感じられる雑誌ばかりです。

そして今回このかまくらブックフェスタのために作っている『本の島々 vol.2』では、これらの雑誌の編集・発行人の方々と今回のかまくらブックフェスタに参加されている方々にご協力いただきました。ここからまた新しい島々が生まれてきそうな、そんな風通しのよい冊子になりそうです。

「本の島々のためには。みんな本を読もう、その海に潜ろう、その浜辺を散歩しよう。╱世界を変えるために。世界とともに自分が変わるために。」
管啓次郎さんが昨年のブックフェアの際にブログに書いてくださった言葉から。
これからも変わり続けるであろう「本の島々」の〈今〉に、ぜひ会いにきてください。

なお、都合により雑誌『本の島』の販売はなくなりました。たいへん申し訳ありませんが、購入ご希望の方は、「本の島」のブログに取り扱い書店が掲載されていますので、そちらをご参照ください(「本の島」ブログはこちら)。



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青土社の編集者、津田新吾さんが構想していたという幻の出版社「本の島」。ABC本店でのフェアをきっかけに、さまざまな人たちが集まり、そこから本にまつわる活動が派生していくようでした。2011年に雑誌「本の島々」が制作され、2012年春には雑誌「本の島」も誕生。また「本の島 絵はがき部」も出現し、昨年のかまくらブックフェスタ「活版とことば」展に参加していただきました。

新プロジェクト「本の島々」とは一体どんなプロジェクトなのか、その実体を確かめに、ぜひかまくらブックフェスタに遊びに来てください。