トークイベント「東京×鎌倉 風景語り」

かまくらブックフェスタ初日、14日のトークイベントに出演くださるのは、沼田元氣さんと鈴木伸子さんです。
沼田元氣さんは、5年前に子ども時代を過ごした鎌倉に戻られ、こけしマトリョーシカのお店「コケーシカ」をオープンされました。コケーシカは、港の人の事務所から歩いて1分もかからないご近所で、お店の前を通るたびにウインドウをじっと眺めていましたが、今回、トークイベントの出演をご快諾いただき、嬉しいご縁ができました。


ぼくの伯父さんの」シリーズや「喫茶店」シリーズは、今見ても、私たちの心を甘く切なくノスタルジックな感情で満たしてくれます。ページ上の文章や写真ひとつひとつが魅力的であることはもちろんですが、私たち本を作る者にとっては、本というものへの沼田さんのしつこいくらいの濃くて深い愛情のこめ方が、なによりも刺激的です。本のすみずみにまで、学ぶべき点があります。


↑見慣れた鎌倉の風景も新鮮に見える『鎌倉スーベニイル手帖』(白夜書房)。うしろは『マトリョーシカ大図鑑』(二見書房)。

鈴木さんは、以前にもご紹介した通り、もと雑誌「東京人」の副編集長で、港の人から、「四月と十月文庫」の最新刊『わたしの東京風景』を先月出してくださったばかりです。東京の街歩きや鉄道の本などをたくさん書かれ、編集者としても活躍中です。


↑鈴木さんの著書『ひょうたんブック』(平凡社)、『グッとくる鉄道』(リトルモア)、そして『私の東京風景』(港の人)。「グッとくる鉄道」は一部を「朝日新聞デジタル」で読むことができます。

おふたりは、沼田さんがブレイクする前、喫茶店や街歩きがブームになるずっと前からのお知り合いです。それぞれの東京や鎌倉を語り合いながら、知られざる裏話も飛び出しそうです。きっとなごやかで楽しいひとときになることでしょう。会場では沼田さんの『こけし時代』も販売します。来場してくださった方へ、沼田さんがお土産を用意してくださっているとか!? 当日をお楽しみに!


↑めまいのしそうな、コケーシカ店内